高級老人ホームと一般的な老人ホームの違いは色々な点があるが、異なる点の1つが入所にかかる費用です。一般的な老人ホームに入るためにかかる費用は、高くても1000万円以内に収まるようになっており、安い場合は無料で入所できるところもあります。また、月額でかかる費用の相場は20万円から30万円程度とされていて、ある程度収入があれば利用することができるというイメージです。それに対して高級老人ホームの入所費用は1000万円以上かかることが普通で、5000万円から8000万円程度が相場とされています。月額費用の相場も200万円から300万円と非常に高額であり、富裕層向けの料金設定だと考えられています。
また、提供されているサービスや施設の設備も異なり、高級老人ホームの共有スペースはまるで高級ホテルを連想させるような内装・設備が設けられていることが多いです。一般的な老人ホームにあるような設備ももちろんあるが、温泉のようなお風呂やスポーツジム・バーやレストラン、フィットネスジムなどが併設されている高級老人ホームも多いようです。さらに高級老人ホームは一般的な老人ホームと比較すると立地が良く、別荘や高級ホテルが建設されているような場所に建てられているものも少なくないでしょう。このような点から高級老人ホームは、高級ホテルに手厚い介護サービスがついているようなイメージがあります。同じ老人ホームでも一般的な老人ホームよりも提供されている設備やサービスのグレードも高いので、その分費用も高くなっているのです。